丁寧な従業員説明会を行うことでトラブルを未然に防止した事例

この記事を読むのに必要な時間は約1分22秒です。

業種 設計業
個人 代表者
規模 人員10名
   資本金3000万円
負債 約1億円

 

【破産に至る経緯】

代表者は、夫が代表者を務めていた会社を夫の死亡後に跡を継いだが、これまで全く畑の違う分野の企業の営業職として働いており、設計業務に関する知識が全くなかったことから、古くから会社にいる技術職と衝突し、長年会社を支えていた技術職が会社を辞めてしまった。

その後、辞めた技術職に顧客を奪われ、業界に会社の悪い噂を流されたことから、顧客離れが加速し、赤字が次第に膨らみ、破産を決意した。

 

【破産にあたっての問題点】

従業員が会社の破産について納得していなかったため、従業員説明会を開き、会社の現状と破産手続きの流れについて丁寧に説明した。従業員に未払いの給与があっため、未払賃金立替払制度についても説明し理解を得た。

 

事務所の明け渡しにあたっては、会社財産を流出させないよう、売却したものや処分したものについて領収書をもとに一覧化し、管財人に引き継いだ。

 

代表者個人の債権者が代表者の自宅に抵当権を設定していたため、事前に自宅不動産を高く売れる業者をいくつか探し、管財人に不動産業者の情報を引き継ぎ、財産の換価がスムーズに行えた。

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大江戸下町法律事務所

今、皆様は、作り上げ、或いは承継した会社をどうするか、悩んでおられるはずです。 会社そのものだけでなく、従業員、仕入先、得意先への想いもよぎるでしょう。会社を破産させるか否か、迷うと思います。 しかし、ここで、解決を先延ばしにして「逃げて」も、余計に迷惑をかけるだけです。会社を起業や承継をしたときに「逃げなかった」ように、再び、会社破産を「逃げずに決断」してください。それが、皆様と同じ、経営者としての、私からの願いです。 |当事務所の弁護士紹介はこちら
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